解決事例 CASE

リベンジポルノ公表罪

SNSにおける性的画像の拡散行為についてリベンジポルノ法違反の刑事告訴が認められた案件

事件の概要
A(40代・女性)は、B(50代・男性)と交際し、Bとの交際関係を終了した後、Bからストーカー被害に悩まされていた。AはBとの交際していた際、性行為時に、Bより性行為時の姿態を撮影された(以下「本件画像」という。)ことがあった。

その後、Aの知人からの報告により、本件画像がインターネット上の匿名掲示板に投稿されたことが発覚した。同掲示板において、近日中に、本件画像に写っている人物(A)の勤め先を公表することなどが予告され、さらに、Aの通勤用の自動車のタイヤに釘が刺されて走行不能になるなど、Aの身に危険が差し迫っていた。
解決結果
Bの拡散行為をリベンジポルノ法違反として刑事告訴を行い、同告訴は受理された。また、Bはその後起訴され、罰金刑の判決が確定した。
ポイント
本件画像に写っている人物(A)の勤め先を公表されることを防ぐこと、Aの身に危険が差し迫っていたことから、できるだけ速やかにBによるストーカー行為を止める必要があった。

警察に事情を説明して最速で刑事告訴を受理させた。警察を介入させた段階で、インターネット上の匿名掲示板への投稿が止まった。また、警察の捜査、刑事裁判の過程でBは反省するに至り、その後の嫌がらせは全く無くなり、事件は無事に解決した。

なお、Bに弁護人が就任し、相当の示談金の提示があったが、Aの意向により示談を断り、刑罰を与えた。示談金の提示があった場合、示談金額が適切なのかの判断は難しい。リード法律事務所では刑事告訴だけではなく、刑事告訴後の示談交渉も併せて対応するので、安心してご依頼頂きたい。

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